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光設計賞
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光設計優秀賞 |
薄型透明殻の内部全反射を利用した導光・放熱技術 |
受賞者 :大野 博司、加藤 光章 |
所属 :株式会社東芝 |
左から審査委員長の辰野氏、受賞者の大野氏
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授賞理由 |
LED電球の大きな課題である放熱に対し、シンプルかつ独創的なアイデアを以て、解決への新たな一つの方向性を示した点と、配光と放熱を両立させた点を評価します。本技術は、「薄型透明殻」の着想に特筆すべき高い独創性があり、光設計優秀賞を授与します。
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概要 |
【従来例】LED照明は、従来、大きなヒートシンクを備えたものが一般的である。これは、LEDの耐熱温度が低いことに起因する。そのため、発光領域が制限されてしまうという技術課題があった。
【技術ポイント】そこで、薄型の透明殻を導光体とし、透明殻の内殻にLEDからの熱を伝える金属電熱殻を備え、薄型透明殻を介して放熱する構造を設計した。これにより、透明殻の全面から発光と放熱を両立させることが可能になった。
【効果】薄型透明殻の内部に金属電熱殻を内包させることにより、ヒートシンクが不要になった。同時に、薄型透明殻の全面から発光と放熱を両立させることができるようになった。これにより、1/2配光角が360°に近い、広配光なLED照明を実現した。また、透明殻の内部に空間ができるため、様々なデバイスを備えることが可能になった。
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