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光設計賞
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光設計大賞 |
3回屈曲魚眼光学系を用いた全天球カメラ「RICOH THETA Z1」 |
受賞者 :佐藤 裕之、鳥海 裕二 |
所属 :株式会社リコー |
左から審査委員長の辰野氏、受賞者の鳥海氏、佐藤氏
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授賞理由 |
第17回光設計賞での光設計奨励賞受賞に応え、さらなる光学設計の改良を進め、3回屈曲などの設計工夫によって製品を大型化させることなく高画質化を達成した点を評価します。加えて、デジタルカメラにおけるこれまでに無い新たな市場を創造し、光産業の発展に寄与した功績を称え、光設計大賞を授与します。
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概要 |
リコーが2013年に全天球カメラを発表し、他社含め様々な構成で全天球カメラが上市されている。従来リコーでは2眼の魚眼光学系を用い、光学系内部にプリズムを配置する事で光路を屈曲させ薄型化させる構成を用いていた。また他社も同様に魚眼光学系を用いて2眼で構成する全天球カメラを発表している。それに対し本製品は光学系内部に3つのプリズムを用い光路を屈曲させる事でカメラ本体の薄型化を実現している。THETA
Z1では1型CMOSセンサーを採用し全機種比面積4倍相当となるが、3つのプリズムの配置を最適化することで厚みは1.2倍程度に抑える事が出来ている。(2眼のレンズ最大間隔29mm)これにより視差の発生を抑えることが出来る事から全天球画像に重視される統合する部分の違和感の無い画像が実現できている。また2眼の死角も少なくなることから利用シーンの拡大も見込める。
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