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光設計賞
光設計特別賞
通信工学技術を応用した超高速共焦点蛍光顕微鏡
   受賞者 :三上 秀治,小関 泰之,合田 圭介
   所属  :東京大学
 
左から合田氏、三上氏、審査委員長の辰野氏
 授賞理由
レーザーコンフォーカル顕微鏡で桁違いのフレームレートを実現し、従来できなかった観察方法を可能にしたことが評価されました。通信工学を応用して素晴らしい結果を出されたことに対して、光設計特別賞を授与します。
 概要

バイオ・医療分野の有用な観察手段である共焦点蛍光顕微鏡は、従来は撮像速度が非常に遅い(10フレーム/秒〜1,000フレーム/秒)ために観察対象がごく限られていた。今回、通信工学の複数の技術を活用することで、従来よりも桁違いに高速な共焦点蛍光顕微鏡を設計・実証した。上記技術の実装のために複数の音響光学素子が組み込まれた干渉計を考案した。製作したプロトタイプ機において、従来よりも10〜 100倍以上高速な16,000フレーム/秒の蛍光像の撮像に成功しただけでなく、104ボリューム/秒の超高速3Dイメージングと、20,000細胞/秒の超高スループットでイメージング・フローサイトメトリヘの応用を実証した。本技術により生体内の高速現象の観察やダイナミック3D撮像など、共焦点蛍光顕微鏡の撮像対象が飛躍的に広がることが期待される。

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