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光設計賞
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光設計優秀賞 |
異常分散性を有する光学材料「BR光学素子」を用いた色収差補正技術の開発 |
受賞者 :石橋 友彦、齋藤 輝伸 |
所属 :キヤノン株式会社 |
(左から審査委員長の辰野氏、石橋氏) |
授賞理由 |
従来あまり着目されていなかった有機材料の性質を生かして、独創的な色収差補正を実現した点と、材料開発と光学設計の連携により従来にない価値を達成したことを評価します。今後さまざまな光学系への応用を期待し、光設計優秀賞を授与します。
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概要 |
本技術は、異常分散特性を有する光学素子を用いた色収差補正技術である。「BR 光学素子」は、青色(短い波長域)の光を大きく屈折させる異常分散特性を有する。この光学素子を用いることで、色にじみ(軸上色収差)を高度に補正し、絞り開放から高い描写性能を実現することが可能である。
2015 年9 月発売の一眼レフ用交換レンズEF35mmF1.4LUUSM に「BR 光学素子」を採用し、大口径レンズに発生しやすい色にじみを大幅に低減し、撮影画面の中心から周辺まで優れた描写性能を実現している。
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